おれ自身を含むたいていの人が空腹を首尾一貫して不快・苦痛と決めつけてるが、これは固定観念(強固な思い込み)であって、事実ではない。 過食によって肥満し不健康になった身体を健康体に戻す減量過程で感じる空腹は快感・安楽だと気づくことが可能だ。 これこそが事実だからだ。 今感じている空腹が苦痛なら、耐える苦労が常に必要となり、そのうち挫折する他ない。 しかしこの空腹が快感・安楽だと気づけば、その瞬間から、何の苦労もなくなる。 リバウンドを誘発するストレスも生じない。それは自然本来のことだからだ。 この「気づき」はごく初歩的なものだが重要で、他のすべてのことにも通じる原理的ターニングポイントになる。 …