瑕疵のある意思表示(心裡留保・虚偽表示・錯誤・詐欺・強迫) 瑕疵のある意思表示とは 真意と異なる意思表示を瑕疵のある意思表示と言います。 瑕疵なんてフレーズは日常使うことはないので、おかしな意思表示とでも覚えておくと良いかも知れません。それはさておき、民法は、瑕疵ある意思表示を心裡留保、虚偽表示、錯誤、詐欺・強迫という4つに分けて、それらの要件及び効果について規定しています。 なお、詐欺・強迫は、「詐欺又は強迫」と1つの規定(民法96条)に定められているため、詐欺・強迫で1つとして扱います。瑕疵ある意思表示は、取消されたり、無効となることがあり、労働契約では退職の意思表示で問題になることがあり…