ハローハロー。 さいはての声が聴こえますか。 ノーノー。聞こえません。 いつか私もさいはてに、なるのかしら。 金原みわ『さいはて紀行』(シカク出版 2016年)の話をさせて下さい。 【概要】 改めて最果てとはどこにあるのかと考える。実際のところ、最果ては生活のすぐそばに存在しているのではないか。知らないだけで見ないようにしているだけで、例えばいつもと違う道を歩けば。何かひとつでも手に入れれば、あるいは何か一つでも失えば、すぎに最果てへと辿り着く。p.6 僕達のすぐそばにある物物・・・宗教、性欲、神様、生活・・・の果てっていったいどうなっているんだろう。 ううん、でもそこを「はて」と決めつけるの…