私が育った昭和の家(実家)にはかつて背の高い本棚が置いてあり、百科事典やおみやげ物の置物などが収まっていました。また、母の「お嫁入り道具」の3棹のタンスはどれも高さ180cmほどあり、今もその家で現役です。一方、わが家では前の家でも何年間も大きな収納家具は使っていませんでした。転倒防止対策や搬出入が煩わしかったからです。また今の家では造り付けのクローゼットがあります。 ただ手を伸ばして届く、肩から上の高さの棚は、屈まなくても中が見えて出し入れもしやすい黄金ゾーン。これがあれば収納量も増え、小さい家にとっては魅力的です。今回、自宅の新築にあたっては造り付けという選択肢がありました。が、設置してし…