『人生後半そろそろ仏教にふれよう』(古舘伊知郎・佐々木閑 PHP新書)の読書感想文の続きです。 大乗仏教・法華経は、 まるで、お気楽にインスタントに成仏できる教えとしての大乗仏教を絵に描いたような内容なので、ほんとうにこんな浅はかな教えだったのか?、なぜこんな風な教えが説かれたのか? という視点から再考してみたのでした。 教えは「誰に説かれたのか?」「どんな人たち向けに説かれたのか?」は重要な要素です。 相手の苦しみに合致した教えでなければその人を救うことにならないからです。 相手の苦しみ、今風に言うならニーズを知ることは大事です。 そこで、 多くの神仏たち喜悦がこぞって喜びまくる情景こそが必…