AがBを殺したとします。あるいはA国がB国に爆撃し、多くのB国民が死んだとします。当然B側の親族、国民等は怒り、怨み、A側に反撃、復讐するでしょう。そしてその報復によって今度はA側に多大な犠牲者がでるでしょう。するとさすがにA側の一部から自分達が仕掛けた事で自分達に非があるのだからこれで止めにしよう、と言う者がでてきますが、愛する者を殺された者の怒り憎しみは収まらず、その者の声は聞かず、場合によっては反対者を殺してしまって再びB側を攻撃する。そしてB側は同じようにA側に再度復讐する。そうやって両側の報復合戦、殺戮はどんどんエスカレートしていき、そのうち目的が復讐を超え「敵の殲滅」に置き換わり、…