気のせいでしょうか、最近子供や女性等いわゆる弱者に対する暴力等の犯罪が多い気がします。 このような自分より弱い者に対して暴力行為をするような生命状態を、法華経では「畜生道」といいます。要するに野生の動物状態です。 野生動物は自分よりも弱い獲物を襲って捕らえ食べます。エサにするのは常に自分よりも弱い者です。決して自分より強い者は狙いません。なぜなら自分が食われてしまうから。常に腹を空かせるという満たされない欲望に支配され、自分よりも強いものに食われる恐怖におびえながら獲物を求めさまよう、惨めで浅ましく醜い生命状態です。私達には皆この生命が備わっていますが、けれどこれに自分を支配されてはいけません…