このブログの⑤でご紹介しました薬草喩品第五には、法華経信仰の功徳である「現世安穏」が説かれています。 これは法華経を信じ実践する者はこの世で安穏に生きて行けるという功徳で、法華経信仰は現世利益のある信仰であると言われる理由の一つです。 では安穏に生きる、とはどういう事でしょうか?字句の意味は「心安らかに穏やかに生きる」と言う事ですが、具体的にはどのような状態でしょうか。 お金が無い、食物が無い人はそれらが得られたら安穏でしょうか?孤独で寂しい人は友人や恋人、家族が得られたら安穏でしょうか?何かの欲求を満たされれば心は安穏になるのでしょうか? 煩悩のかたまりである人間の欲求は尽きる事がありません…