仏教の考えに「輪廻転生」と「業」があります。簡単に言うと人は死んでも永遠に転生、生まれかわる。新しい生で幸福になるか不幸になるかは前世の行いの蓄積=業による、という事。すなわち今現在幸福な人は前世の行いが良かった、善行を積んだからその報いで幸福になった。逆に今現在不幸な人は前世の行いが悪かった、悪行を積んだからその報いで不幸になった、という事です。 この悪行の業を消さなければ永遠に不幸に見舞われてしまうので、生きているうちに善行を積んで悪行の業を消さなければなりません。 しかしながら人間はなかなか善行は積めません。特に不幸な人程ますます悪事を働いて悪業を大きくし、ますます不幸になっていき、遂に…