文化12年4月3日。朝、野崎騒動の件は以下の通り決着する。末家 野崎源五左衛門、主税伯父鳥居五兵衛。野崎主税のことは、家内をまとめられず、その上無慈悲非道の行いがあったので調べの上厳しく言い渡しがあるはずであるが、乱心とも聞いているのでそれには及ばない。隠居を言い渡される。永く押込置く。御使番 野崎新九郎。同様に永く押込置く。主税の家を継ぐことを言い渡され、知行の内1000石を下され、寄合を言い渡される。新九郎惣領 野崎猪三郎。父新九郎が野崎主税の家を継ぐことを言い渡されたので、新九郎の家督は相違なく下され、御馬廻組を言い渡される。宮町生まれ、東門前町長左衛門借家に住む文蔵娘で野崎主税に召し仕…