俳振歴歩のひろです。 今日は「俳振歴歩」の中の「歴史」の話です。 8月22日に奈良県葛城市にある「けはや相撲館」を訪れました。名前の通り、相撲に関する資料館です。 相撲の歴史をたどっていくと出てくるのが、當麻蹶速と野見宿祢の二人の名前です。『日本書紀』垂仁七年条に関係する記述があります。垂仁天皇の七年七月七日に、当時無双を誇った當麻蹶速と相撲をとるために、出雲国から野見宿祢を召し、當麻蹶速と天覧試合を行った。互いに蹴り合った結果、野見宿祢が當麻蹶速の腰を踏み折って勝ち、その領地を賜わった。それ以降、野見宿祢は大和にとどまって垂仁天皇に仕えたとされています。この當麻蹶速と野見宿祢の力比べが日本最…