眼球の奥の網膜には光を感じ取る視細胞とういう細胞がたくさんあります。視細胞は2種類あり、桿体(かんたい)と錐体(すいたい)です。 桿体は弱い光にも反応する感度の高い細胞です。日没後の薄暗い中、月明りや星明りなどの暗い中で物を見るときに働きます。一方、錐体は強い光にも反応する感度の低い細胞です。昼間や照明に照らされていて明るいときに働きます。今、この文章を読んでいるときも十分に明るいので錐体が働います。 人の錐体はさらに3種類に分けることができます。赤い光によく反応する細胞(赤錐体)、 緑の光によく反応する細胞(緑錐体)、青い光によく反応する細胞(青錐体)です。これらの3種類の錐体があるので人は…