里山に雪が降って、のどかな風景が厳しい風景に変わった。 2018年、226×158(SM)、墨 色付きの絵では白色で雪をあらわすことができます。 川と冬山 1964年、1040×700、水彩 里山の雪景色 1960年代、695×1040、水彩 ご覧の通り白い山はどう見ても雪山です。しかし白黒の絵では雪を白色で表現するのには限界があります。だったら色を塗ればいいのですが、画家は60年間雑誌の白黒表紙絵を描いてきたので、白黒という制約のなかで雪や冬を描くことがあり、白黒で冬や雪を表現する方法に腐心してきたわけです。そして、どうでも冬や雪をあらわしたいときには、虚空に舞う雪を直接描き込んだのでした。…