漫画編集者、漫画原作者。 浦沢直樹のブレーン。「PLUTO」ではプロデュース、「BILLY BAT」ではプロット共同制作とクレジットされている。 「デカガール」(作画:芳崎せいむ)、「SQ」(作画:きら)の原作も担当。
元・小学館の編集者で浦沢の担当だったことから、勝鹿北星の正体とも噂された。 東周斎雅楽、江戸川啓視、リチャード・ウーなど複数のペンネームを用いて漫画原作者として活動している。
うさぎ探偵物語 1 (KCデラックス Kiss)作者:長崎 尚志講談社Amazonうさぎ探偵物語(2) (KCデラックス Kiss)作者:芳崎 せいむ講談社Amazon 浦沢直樹との共同制作の多い長崎尚志が原作担当で、 「鞄図書館」の芳崎せいむが画担当でタッグを組んだ探偵物。 両者ともミステリ色の付いた作品を得意とするだけあって、 割と悪くはなかった。 勿論あくまでも“色”程度ではあるのだけど。 どれも突出したものは何も無いけれど、 人情ミステリとして、それぞれにじんとくるポイントがあるので、 どの短編も読後感が良いのが取り柄。 記憶喪失の幽霊・佐内の正体判明までやりたかったんだろうが、 そこ…
長崎尚志氏の人狩人を読んだ。本のタイトルが本の内容の核心部分を表しているが、神奈川県に戦後から人狩りをしている連中がいたという架空の話がストーリーのメインの部分を占めている。物語は黒川という男の復讐の話、神奈川県警の桃井小百合巡査部長の話、ある少年についての回想という三つの軸で進んでいく。当然これらの話はつながっている。神奈川県の山北市で公園に死体が埋められていくされていた事件があり、それが端緒になり過去に行方不明とされていた複数の人たちの遺体が別の場所から掘り起こされた。これらの遺体が都市伝説のように噂されていた神隠しの被害者ではないかと調査に邁進する赤堂栄一郎警部補。実は赤堂の情報源・素行…
長崎尚志 「人狩人」あらすじを読んで面白そうだったので読んでみました。 主人公の女性刑事は驚異の検挙率を誇る刑事と組むこととなった。しかし彼は汚職に手を染めることで検挙していると疑われているために、彼女の役割は捜査に同行しつつ彼を監視することであった。彼の行動は不可解な点はありつつも捜査の実力と熱意は本物で、身元不明の遺体が埋められている場所を次々と発見していく。彼が見つけた遺体にはいずれも矢傷があることと身元不明であることから、指名手配犯などいなくなっても捜索されない種の人間を拉致して獲物に仕立て、弓で狩りをする集団によって殺害されたのではと疑い始める、というお話。 刑事物系のミステリー作品…
MASTERキートン Reマスター 豪華版 デジタルVer.(1) (ビッグコミックススペシャル) 作者:浦沢直樹,長崎尚志 小学館 Amazon 「MASTERキートン Reマスター」全1巻 浦沢直樹(著)小学館 あらすじ 20年の時を経てキートン再び! まとめ こんな人にオススメ こんばんは、ちわぷ〜です! タイトルからして続編っぽくなくて気づかなかったのですが、先日読破した浦沢直樹先生の「MASTERキートン」の続編がある事を知ったので、読んでみました! 続編になりますので、まだ「MASTERキートン」を読んでいないよ〜という方は、以前取り上げた下記の記事の方から読んで頂けると幸いです☆…
MASTERキートン 完全版 デジタルVer.(1) (ビッグコミックススペシャル) 作者:浦沢直樹,勝鹿北星,長崎尚志 小学館 Amazon 「MASTERキートン」全12巻(完全版)浦沢直樹(作画)勝鹿北星 長崎尚志(脚本) あらすじ ホロ苦い大人の味わいのマンガ まとめ こんな人にオススメ こんばんは、ちわぷ〜です! 先日ついに電子書籍が解禁した浦沢直樹作品。 前回の「ビリーバット」に続き、今回も読みたいと思いつつもなかなか読めてなかった作品をこの機会に読んでみましたので、ご紹介させて頂きます☆ 「MASTERキートン」全12巻(完全版)浦沢直樹(作画)勝鹿北星 長崎尚志(脚本) あらす…
文庫化されたので、即買いして即読み。こういう形でざっと読めると、自分にもまだそれなりの集中力と体力が残っていることにホッとする。本がそれ相応に面白いということなのだが。 浦沢直樹「MASTERキートン」などで原作を担当した、長崎尚志さんの「醍醐真司の博覧推理ファイル」シリーズの第3弾「編集長の条件」。主人公は野毛あたりに住んでいる、フリーの編集者・醍醐真司(今回は桜木町としか書いていない)。今回は、編集長として大人向けマンガ雑誌の建て直しを依頼される。依頼するのは中堅どころの出版社。当初は断るつもりだった醍醐だが、前任者が転落死した南部正春だったことを知り、期間を決めて受けることにする。南部は…