あれから何日か すぎた、ある冬の昼下がりに。 お部屋の暖炉の炎が、パチッパチッと音をたてるなか。 ふわふわの絨毯の上。 お気に入りのソファーに腰かけて。 ‘ 今度は いりすちゃん、どこに行ってたの? ’ と、はにー が聞きました。 「おともだちの ~の演奏会に出かけて」 「~の演奏を聞いてきました。」 と、いりす。 「りす の ぬいぐるみと、声のきれいな小鳥さんと一緒に。」 にゃにゃ- さまを置いていくなんて、とでも言いたそうな にゃにゃ-。 ‘ えんそうかい ? ’ いりす は うなづいて、 「だって、にゃにゃ- は ぬいぐるみたちの 集まりがあって」 「それと お昼寝と」 「いっぱい いそ…