昨年11月、松本城に行った。いや、開智学校と松本城に行った。 開智学校が、3年半に及ぶ耐震工事をやっと終え、11月9日から公開を再開する、との情報を得たからだ。 しかし、松本城と開智学校という2つもの(非・仏教美術の)国宝が、松本市というローカル市に、それぞれ徒歩の距離に存在している、って、奇遇というよりは奇跡ではないか。 紅葉には少し遅れてしまったが、国宝の城は、相変わらず、雪をかぶった北アルプスを背景に、凛としてそびえ立っていた。 しかし、この城に来るたび、いつまでたっても、いやな思い出がフラッシュバックしてしまう私。 小学校5年生の時、修学旅行で、長野市からこの城に来たのだ。それで、あと…