手元に2冊の本があります。1冊は世界的に高名な海洋生物学者・レイチェル・カーソン(1907-1964)の本、もう1冊は有名な分子生物学者・福岡伸一教授と阿川佐和子さんの対談本です。何れもテーマは「センス・オブ・ワンダー」=自然に触れて深く感動する力、という意味を持つ言葉です。2冊とも素晴らしい本です。 レイチェル・カーソン著(上遠恵子訳、写真森本二太郎)「センス・オブ・ワンダー」(1996/7/25、新潮社)、頁数:63頁、定価:1,500円(税込) 環境保護運動の世界的な先駆けであるレイチェル・カーソンの書としては「沈黙の春」がロングセラーとして広く知られています。「沈黙の春」を執筆中にガン…