13歳や14歳でもまだ子供で健気だった私は、お母さんに負担をかける社会が怖くてどうにかしたくて悔しい気持ちもあった。大人になってみると、暗い夜にお母さんが出かけなければならなかったのは、社会だけがおかしいわけではないことも分かってきて、どっちもおかしいことが分かってくる。世界も自分も狂っていた、というよくある話し。 ただ、親が子供を見放しても子供は親の味方で居ようとする、お母さんの喜ぶものを、自然に自分の好きなものより選べてしまう。子供が生まれた時に、握ってくれた手を振り解くような親にはなりたくないと最近思っている。 親は親の方で、ひとり親になった途端、母親(父親)が孤立してしまう現状は少しも…