主に江戸時代の南九州の薩摩藩や人吉藩において、信仰が禁止された浄土真宗の信仰を、権力の目から逃れて信仰する行為のこと。またはその行為を行う者や集団を指す。基本的には本願寺教団に属していたが、一部では神道を装って隠れて念仏信仰を行う集団もいた。1879年に念仏禁制が解かれたが、これらの信仰形態の名残が鹿児島県や熊本県の人吉地方で見られた。
異端の人間学五木寛之佐藤優幻冬舎新書2015年8月5日 第一刷発行 ウクライナでの情勢がどんどん厳しくなる中、2015年の本だけれども、”今こそ読むべき”と新聞の広告欄にあったので読んでみた。五木寛之さんと佐藤優さんとの対談。 目次 第一部 人間を見よ 第二部 見えない世界の力 第三部 詩人が尊敬される国 第四部 学ぶべきもの、学ぶべき人 五木寛之さんといえば、『さらばモスクワ愚連隊』(1966)や『大河の一滴』(1988)が有名だけれど、私はあまり読んだことがない。雑誌などで今でもコラムを書かれているけれど、1932年生まれと言うから結構なお年。結構どころじゃないか。 週刊新潮の「生き抜くヒ…