一体人間というものは自分の力では毛筋一本どうすることも出来ないものであります。また自分の身体の家のことが、自分の手で始末がついて行くものならば、このお道はいらないのであります。 真に神様を信じているものであったら、自分のことは放って置いても、神様がちゃんと始末をして下さると云うことを信じ切っている筈であります。それが信じ切れない様なら、それは自分の精神が足りないのであります。自分のものは、何でも皆神様に委せ切ってしまって、一心に神様のことをさへ、させて頂いて居れば、神様が自分のことはちゃんとして下さるのであります。 自分の心で、かれこれやっている内は、神様は決して助けて下さらないのであります。…