柚子といえば瀬戸内など温暖な地域で栽培されている印象が強いですが、実は東北にも柚子の産地があります。 宮城県の南部、柴田町(しばたまち)の雨乞(あまご)地区には、凍てつく冬の厳しさにも負けず力強く命をつないできた柚子があります。 amagoyuzu.com 「雨乞の柚子」と呼ばれるこの地区の柚子は、とにかく香りが良いのが特徴。 柚子を料理に使ったことがある人は、香りを活かすため果肉ではなく皮を刻んで使うことをご存知かと思いますが、柚子特有のあの香りは、主に皮に含まれるもの。 そして、東北のような寒さの厳しい場所では、柚子は自らの身を守るために皮を分厚くしようと成長します。 その結果、西日本など…