鯨の骨でできた珍しい橋が大阪の寺にあります。 寺は瑞光寺、橋は雪鯨橋と呼ばれます。 瑞光寺の場所は、阪急京都線上新庄駅から南東約300m。 瑞光寺は瑞光寺公園の中にあります。 寺伝によると聖徳太子創建という。その後火災で衰微したが、寛永20年(1643)僧天然(てんねん)が指月寺として復興し、白隠(はくいん)禅師を座主とした。享保(きょうほう)14年に(1729)現在の寺名に改めた。境内に鯨の骨を用いた橋、雪鯨橋がある。宝暦4年(1754)、当寺の潭住(たんじゅう)禅師が南紀太地(たいじ)浦(捕鯨で有名)に行脚したとき、不漁に泣く村長覚右衛門らの豊漁祈願の依頼をうけた。しかし、殺生が五戒の一つ…