雷佳音

満江紅 これは、去年見た中で一番気に入った映画です。 「射鵰英雄伝」と同じく、宋の岳飛死後の時代を描いた張艺謀の作品。これまでに見た彼の映画「英雄」「十面埋伏」とか「満城尽帯黄金甲」から比較的最近の「影」「長城」まで、うちのような地方には回ってこなかったとしても、けっこう日本でも一般公開される確率高いと思ったんですけど、これはどうでしたっけ？ もう自分ちの方で劇場で見るのあきらめてます。でもね～私としては上に挙げたどの映画よりこの「満江紅」がおもしろかったんですけどね～こっちのほうでも劇場公開とかしてくれるとすごくうれしいのですけど・・・愚痴愚痴 岳飛の死後４年、秦檜は金国との会談のために兵を…

２４～３４集（大結局） これ、日本でも公開されるんでしょうか？最近ではいろんな意味で「え？これも」というのが日本上陸してくるので、このドラマもやってくるんじゃないかと思うのです。 で、それにあたって、一つ関係者の皆様（想定）にお願いがあります。 「陳情令」のラスト数シーンのエピソードの順番入れ替え、「山河令」の本国版カットシーンの復活、本来彩蛋であったラストシーンの本編繰り入れと日本で公開されるときに、独自の改編が見られるようになってきました。 それならば！です。このドラマの日本上陸の際には、ぜひ余分な部分のカットをお願いしたい。 「上陽賦」でも見られるように、日本放送にあたって大幅に話が飛ば…

１０～２３集 今週はおとなしくこのドラマを見ていました。 もといたいちご世界に戻ることができた林朝夕と紀江。 ドラマはいちご世界とチーズ世界の二つを舞台に進みます。この二つの世界にはそれぞれ林朝夕も裴之も紀江もその周囲の人たちも存在しています。ところが、全く同じ世界ということではなく、少しずつ生活も人間関係も違っている。 元々のいちご世界では、大学で哲学を学んで卒業したばかりの林朝夕、生まれたときに母を亡くして父の林兆生と二人暮らし。その父は数学の天才で将来を嘱望されていたが、今は会計係として働いている。彼はアルツハイマーを患い余命５年と言われている。 紀江は人気スターで、車をぶつけたことから…

１～９集 今年の７月下旬に公開され、現地だけでなく日本から見ていたみなさんの評価も高かった作品です。なのになんで視聴スタートがこんなに遅れたかと言うと、この時期は古装劇とかミステリを見ていた上に、バラエティにハマっていたからです。そのうちにタイミング逃してしまって、後発の「冰雨火」なんかの方を先に見てしまいました。今にして思えば、最後まで見ることもなかった気のするのもありますが、まあ何事もタイミングって大事です。 このドラマは、平行世界から脱出を図る若者たちを描いた冒険もので、パラレルワールドもので、恋愛ドラマで、家族劇なんだそうです。 え～とタイムトラベルものは規制されてるけど、パラレルワー…

古董局中局（映画版） ドラマではすでに３季作られた古董局中局の映画版です。内容的にはドラマの第１季と被っています。でも、第１季の分だけでもかなり長い原作を２時間の映画にしたために、ドラマの最初と最後をつなげたような錯覚に襲われています。 ドラマと同じく木戸加奈が祖父の遺言として、かつて中国から持ち出した唐代の仏頭を返還するために訪中してくるところから話が始まります。中国の文化財を日本に売り渡した国賊として処刑された許一城の孫、許愿が返還すべき相手として指名され、事件に巻き込まれていきます。 木戸加奈が持ち込んだ仏頭の真偽、銃殺された許一城は本当に国賊だったのか？姿を消した父はどこにいった？とい…

長安十二時辰 ３６～４８集（大結局） 最後まで見ました。おもしろかったです。 なんかネタバレ満載な感じになりそうなのをお断りして・・・ 巨大な灯篭を組み立てている竹の中に油を仕込み、爆発とともに皇帝もろともに焼き尽くしてやろうという龍波の計画。一度は成功したかにみえましたが・・・ とにかく、皇帝と対峙する場面の龍波の周一囲の表情の変化がすごかったです。 これだけの仕掛けを作って、火を放って、ここがクライマックスで大結局！と思ってたら、そこから先のドラマが見ごたえ十分。 見てない人にはなんのこっちゃわからないと承知の上でいうのですが、このドラマ、「三国機密」で献帝２の劉平が最後に曹丕に政権を譲っ…

２１～３５集 長安に夜が訪れ、真夜中になりました。いよいよ上元節の本番、皇帝の巨大な灯篭に火が入ろうとしています。 そこに至るまでの間に、これ、一晩のうちに起こった事件なんだよね？と念を押したくなるくらいいっぱいの事件が起こり、たくさんの人が死に、靖安司は龍波たちに襲われて建物の多くが焼け落ち・・・なんかいろいろ思い出してつらい展開になりました。 龍波を追って靖安司を離れた李必は机の上の理屈だけではどうにもならない現実に対峙することになります。町のならず者に襲われ、龍波に捉われ、太子を一連の破壊工作の黒幕に仕上げようとする林九郎に太刀打ちできず・・・と自信たっぷりに靖安司を率いてきた天才児もた…