現在、学校では地震について教えている。先日、子どもの授業後の振り返りにこんな質問が書いたあった。「震度の階級で、5と6にだけ強、弱がついているのはなぜですか?」この質問について自分自身も分からず、実際に調べてみた。もともとは、震度は0〜7の8階級しかなかったそうである。しかも、当時は、それぞれの階級に名前がついていた。震度0「無感」震度1「微震」震度2「軽震」震度3「弱震」震度4「中震」震度5「強震」震度6「烈震」震度7「激震」この階級は、人の体感や地震による周囲の状況などから推定していたものである。1996年に、震度を今までの人の体感などによる決め方でなく、震度計という機械による観測に切り替…