兵馬俑坑の一つ一つの塑像は同じものはなく顔も違っているという。 その点も高い写実性評価の一つだろう。 幾つかの完成度の高い塑像はガラスケースに展示されており、接近して間近に見ることが出来る。 若い兵士は功を狙っての意気込みのある表情やポーズで身体に躍動感がある。 幹部はドッシリとした落ち着きと威厳があり、指先にさえ動きを感じる繊細な表現になっている。 弓を射るためにしゃがむ兵士の靴底がこの展示では一番の見どころの一つらしく、兵士の靴底を写真に撮そうとする観光客が殺到しているのが可笑しい。 現地ガイドさんは発掘調査で読み解くことができる歴史の事実や仮説の歴史を、懇切丁寧に楽しく説明してくれるので…