先月末のことだが、我が家の夕食の食卓に、私の妻が作ったボルシチが登場した(上の写真)。 栄養士の資格を持つ妻が地域の栄養士のヴォランティア団体に長らく参加していることは、以前にも書いた。そこでの活動の一環として、妻は月に一度、退職した人を中心とした男性の料理サークルで料理を教えている。普段は作る料理の要望が出ることはあまりないそうだが、先月のお料理教室の際には珍しく、次回に作りたい料理のリクエストがあったという。 「ウクライナ料理を作ってみたい」ということだ。 もちろん、ロシア軍によるウクライナ侵攻が引き起こした、昨今の騒然たる世界情勢を念頭においてのリクエストだろう。なんともいい話である。 …