「餅花」(もちばな)とは、「小正月」に、 柳・水木(みずき)・榎(えのこ)・黒文字(くろもじ)・ 青文字(あおもじ)・竹などの木の枝に、 紅白に搗き分けた餅や団子を細かく千切って 飾った縁起の良い飾り物です。 餅の重みで木や竹の枝がしなり、 まるで豊年満作の稲穂のように垂れ下がるので 豊作や幸福を祈願する 「小正月」の行事のひとつとされています。 その土地の風習によって 飾る餅の形状は様々なものがありますが、 赤や白、黄色といった色を付けた餅を付けて 「花」としての様相を強調しています。 一般的な「餅花」という呼び名以外にも、 地域によって様々な呼び方があります。 「稲の花」「団子飾り」「みず…