久々に祖父の手紙を読み返してみた。 omamesan3.hatenablog.com そこにドリアンの話が書いてあるハガキがあった。 意味も無く、この話を載せようと思う。 ふとした事から私は果物のking「ドリアン」の傳説を 讀む機會を得たので そのまま綴ってドリアン紹介にしよう. 今は昔馬来のとある村落にドリアンと云ふ娘があった 美貌の神に嫌はれた彼女の顔はその世の醜を一身に集めた程に醜くかった. 一七.八の花盛りにも彼女に見向きをする男もなかった 日一日に暗い思ひに沈み行く彼女は、今は世を呪い人を呪い 煩悶の中にこの世を去ってしまった 彼女の親兄弟は涙ながらに 憐れな彼女のために懇いにその…