■滋賀県高島市鵜川 四十八体石仏群参道万葉歌碑(巻九 一七三三)■ 滋賀県高島市鵜川 四十八体石仏群参道万葉歌碑(碁師) 20191016撮影 ●歌をみていこう。 ◆思乍 雖来ゝ不勝而 水尾埼 真長乃浦乎 又顧津 (碁師 巻九 一七三三) ≪書き下し≫思ひつつ来(く)れど来(き)かねて三尾(みを)の崎(さき)真長(まなが)の浦をまたかへり見つ (訳)心ひかれながらも寄らずに来たけれど、やっぱり素通りしかねて、三尾の崎や真長の浦のあたりを、またまた振り返って見てしまった。(伊藤 博 著 「万葉集 二」 角川ソフィア文庫より) (注)来かねて:素通りすることができず。(伊藤脚注) (注)碁師:碁氏…