写真家。 主に男性のヌードなどを通して、ジェンダーを問う写真を撮る。 2014年、企画展「これからの写真」に出展していた作品が「わいせつ物の陳列にあたる」と愛知県警から指摘され、作品の一部を覆い隠すなどの対応を迫られたとして話題となった。
『男の乗り方』- How to contact a man-(限定1000部)
2021年7月13日〜7月19日 すっかりロングロングスリーパーとしての役割を終えて、昼過ぎに起き出し、今日は自転車を購入しようと思う。 西成生活前に8000円だかで買った中古自転車は、前タイヤが歪み(ウーバー中の事故)、後輪泥除けが取れ(ウーバー中の事故)、ブレーキが異常に固くなり、カゴが外れかけている。ので、ネットで探した中古自転車を良心的な価格で売っていそうな自転車店へ。 店頭には目ぼしいブツがなかったので、店主に声をかけると、「倉庫に山ほど在庫があるんで希望言ってくれたら組みますよ」とのこと。「ママチャリ」「フラットハンドル」「ライトが生きてる」「無難に走れる」と自走式二輪車に求める最…
鷹野隆大さんの写真展に行ってきたことを伝えました。 帰宅してからリーフレットにある鷹野さんの言葉を読んでいたら、「この装置が教えてくれたのは、いかに自分が『見たいものを見たいように見ていたのか』だった」とあった。 私はグスタボ・イソエさんの言葉を思い返した。 磯江さんは画家です。磯江さんの絵は写真と見間違うくらいのリアリズムで描かれていて、単にすごい…とか、そんなことでは済まされない、この人は一体何を見て何を描いていたのだろうかと私は吸い込まれるようだった。 私は、磯江さんの「物は見ようとしたときにはじめて見えてくる」という言葉をずっと覚えていた。 いつの美術展だったのだろう。パンフレットを見…
昨日、久しぶりに美術館に行ってきました。大阪中之島の国立国際美術館。お散歩気分で見ていただけたらと思います。 JR大阪環状線福島駅のホーム。入道雲が。 運転をしないモゴローは道のことがわからない。 堂島川に架かる「玉江橋」を渡ります。 ビルの間に美術館が見えてきました。 絵画ではなく写真展…っていうのは人生初かも。 撮影ゾーン。Instagramとのタイアップ企画。 自分の影を撮影。モゴローはどこにいるでしょうか? 帰りのエスカレーター。見上げると。 ひゃ~、雨が降り出している。 傘さして、てくてく 雷も鳴っているし、ご飯食べていこう。 まだ降ってた。自転車を漕いでいると夕日が。 家に着く頃に…
『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』。2024.3.12~5.12。国立西洋美術館。 2024年3月27日。 https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.htm (『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』サイト)。 この展覧会は、国立西洋美術館においてはじめて「現代美術」を大々的に展示する機会となります。こんにちの日本で実験的な制作活動をしている、さまざまな世代の20を超えるアーティストたちの作品が集います。 主として20世紀前半までの「西洋美術」だけを収蔵/保存/展示している国立西洋美術…
ルイーズ・ブルジョワ <カップル>(1996)(筆者撮影) ルイーズ・ブルジョワの新収蔵作品の初公開を兼ねて、コレクションからテーマに沿う作品を5章に分けて展示。西洋美術史においては「身体と美術」と言う言葉は「美術と美術」というのと同じ、というのを持論としてきた私としては行かないわけにはゆかない。公開であるにもかかわらずほとんど読者のいない私のブログには、ルイーズ・ブルジョワについてこれまで書いた僅かな文章と、基本文献2点の何十頁にもわたるブルジョワの年表の邦訳を掲載しているが、その後の研究の行方が杳として知れないのが残念なところである。待望の作品に近づくときにひさしぶりに胸が高鳴った。ガラス…
11時01分に上野駅に到着。 上野恩賜公園。 桜は満開を過ぎていたが、桜吹雪が綺麗だった。 上野恩賜公園 Ueno Park 公式ホームページ 3月22日(金)~4月7日(日)の間、「うえの桜フェスタ2024」が開催されていた。(当初は3月31日(日)までの予定だったが、延長された。) 【公式】うえの桜フェスタ2024 上野東照宮ぼたん苑では、4月9日(火)~5月8日(水)の間、春のぼたん祭が開苑中。(行かなかった) 上野東照宮ぼたん苑 国立西洋美術館へ。 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ ここは未来のアーテ…
『具ささ』。2024.3.2~3.24。青山|目黒。 (『青山|目黒』 サイト) https://dictionary.goo.ne.jp/word/具に/ この展覧会のタイトルは「つぶさささ」と読むと、ギャラリーのサイトで初めて知った。 もし、文章で使うとすれば、「具に」ということになるらしいし、それは「細かくて、詳しいさま」になるから、「具ささ」という言葉が正確かどうかはわからないけれど、おそらくは、細かさ。だけど、その細かさだけではなく、詳しさ、とかも含めた表現なのではないか、といったことを考えてしまう。 キュレーション 最初に目に入ったのはキュレーションした人の名前だった。 遠藤水城。…
東京の上野にある国立西洋美術館に行ってきた。目的は企画展の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」を見ること。当館初の現代美術展ということで前々から気になっていた。展覧会のコンセプトとしては現代美術家は西洋美術館をどう見ている/見ていたのか。 その感想と備忘録。あと点数付け(わかりやすい!) ①中林忠良 73点 当館エピソードを抜いて導入は版画から。腐蝕の過程そのものを作品にしてた。長谷川潔を稲沢の荻須美術館で見た時超絶技巧ですごいと思ったがそういう版画ではなく、やや神秘性を感じるタイプ。ルドンなどが置かれていたのもなんか納得。 概観も含めて導入としてはよかったと思う。 ②…
神村恵さんを共同でディレクションしているblanClass+神村 恵「身ひとつで生きる」Live Art ツアー@BankART Life7ですが、今週から展覧会は始まっております。そしていよいよ来週の3/23から全12回毎週土曜日にLive Artツアーが始まります。イベントは全て予約制(https://bankartlife7-blanclass.peatix.com/)になっています。ご注意を…。 来週3/23(土)、最初のLive Artツアーは、神村恵による身体ワークショップ、街歩きツアー[裏と表を合わせてみる]です。今回の企画の共同でディレクターでもある神村さんは、振付家でダンサー…
blanClassの小林さんから、横浜の街で行う企画を一緒に考えてくれないかと依頼があったのは、年末近くでした。なるべく“身ひとつ”で街に出ていき、動いたり考えたりしてみたい、という方向性を示されました。 「身ひとつで生きる」という言葉は、いかにも魅力的な響きを持っています。慣習や前提にとらわれない、孤独を恐れない、なるべくものを持たないなどの、自由で身軽な状態を想起させます。 しかし実際のところ、社会生活を送る以上は、本当に身ひとつで生きることは難しいことだと分かります。公共の場で服を着ていなければ、警察が飛んでくるでしょうし、災害や戦争などの状況で路上に放り出されたら、寒さや暑さ、他者との…
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」にblanClassとして参加する。そして期間限定ではあるが、blanClassのLive Artが実に4年ぶりに復活をする。blanClassへのミッションは、このエリアに、もうひとつのレイヤーを創出すること。 このミッションへの回答のひとつは、振付家でダンサーの神村恵さんを共同でディレクターに迎えること。神村さんは、軽やかで、誰とも違う視点からアプローチするアーティスト。きっとこの企画に珍しい視点を持ち込んでくれるはず。そして神村さんとの最初のミーティングで出てきたキーワードが「身ひとつ」だった。 「身」には、何かを、担…
気候がよくあたたかい日。よい日。 できる限りスマホを見ないでリフレッシュすることを目標にする。 二つの展示を回って帰ってくる予定である。 11:00 遅めの起床。だが、体調はあまり悪くなく。昨日から続く喉痛は良くなってきているがまだ残っている。 11:40 身支度をして家を出る。 11:49 目の前で電車が行ってしまう。スマホを見ずにのんびり歩くことを意識していたばっかりに。 ここで気を立たせてはこれまでと同じなので今日は「穏やか」に。10分後の次の便を待つ。 11:57 ふと鞄を見ていると財布を家に忘れていることに気づく。最悪。取りに帰る。穏やかに。穏やかに。穏やかに。。 スマートフォンで現…
こまかい雨。 時間が経ってしまうこと、経ってしまったこと、忘れるだろうこと、戻ってこないことの切なさ、のようなもの。離れている、会うこともない、その場所でそのひとの現実があって、ある。切ない、と思えることと、切ないと言えること、それをした瞬間に、私はなくなる。責任と間違いが生まれる。だから言ってもしかたないし、言わずに黙るべき。それはそれとして、この、これらの感じは私のなかで何が起こっているということなのか、何に応じているのか、何を受けているのか、これは何なんだろう。そういうことが気になる期間だった。どんどん現実にそれが起こって、決定的になって、思うときはいつももう遅いときだけどそう思う。思う…