卵胞嚢腫は、卵巣静止、子宮内膜炎と並び牛の繁殖障害の代表格であることはご存じの方は多いと思われます。 また、卵巣にできる嚢腫は、卵胞嚢腫、黄体嚢腫、嚢腫様黄体とあり、基本的にはその大きい嚢腫が卵胞なのか黄体なのかを区別、診断した上でそれに応じた適切な治療をすることが農家さんの経営にとって非常に重要です。 例えば以下の画像です。 この嚢腫は、卵胞?黄体? 自分もよく遭遇するのですが、この嚢腫30mmほどの大きさですが、卵胞なのか、黄体なのかを診断することに悩ましい時があります。 しかし区別しなければ治療を誤ることになります。 その嚢腫が卵胞であれば基本GnRH製剤、黄体ならばPGF2α製剤と全く…