殊能将之の著作。 H.P.ラヴクラフトの小説に関連する用語が噴出して、ストーリーも「アーカム計画」を読んでいないとわかりにくい展開を見せる。
オチにおいて賛否両論を巻き起こした。 H.P.ラヴクラフトの創作神話が好きな人にはお勧めだが、名すら聞いたことのない人には全くお勧めできない諸刃の剣。
タイトル 「黒い仏」(文庫版)著者 殊能将之文庫 317ページ出版社 講談社発売日 2004年1月1日 <<この作者の作品で既に読んだもの>>ブログ始める前に「ハサミ男」も読んだ・「美濃牛」<< ここ最近の思うこと >>既に書いたことかもしれないけど、スポーツ観戦をまったく嗜まないおじさん。気まぐれに応援していたチームが負けた時はストレスが溜まるし、勝ったとしても喜ぶというより無事勝てたという安心感しか得られない。(今のところ)勝敗がわからないから良い、その過程にある興奮が堪らない、勝った時の高揚感・・・これってギャンブルそのものなんじゃないかと考えてみたり。ギャンブルもスポーツ観戦もしないお…
バカミスというミステリのカテゴライズをご存知だろうか? この「バカ」だが、決して小説をバカにした意味合いではなく、「そんなバカな!」という驚きの意味を込めたものだ。思わず「そんなバカな!」と驚いてしまうほどの意外性のあるトリックや、現実性をガン無視したアクロバティックなトリックが特徴だ。人によっては怒ってしまうかもしれない。 「普通のミステリじゃ満足できない」「意外性のあるトリックに驚きたい」という人にこそバカミスを薦めたい。バカミスは意外性・娯楽性を過剰に追求した結果、ありえない展開が多々起こるがそこは多めにみてほしい。 普通のミステリに満足できなくなり、バカミスをこよなく愛している僕が厳選…