元禄2年11月14日。戸田道で平助という日雇の女房が付火をする。女は鏡を質に入れてその銭を近所のかかに預けるが、頼まれた女が少し盗んだと腹をたてる。付火をしてやると何度もいうので大家が何度も意見し、在所へも連れて行くが在所でも相手にされず。このため牢に入る。はさみ火の罪で12月18日に磔となる。大家と頼まれた女も追放となる。