元禄4年1月23日。小山市兵衛が門前で馬を乗りならしていたところ馬を取り逃がしてしまう。殿様が万松寺からお帰りの際、御挟箱(衣装箱)手がこの馬を押さえ、評定所へ引いてゆく。このことで市兵衛は少しの間逼塞となる。