元禄10年2月16日。運上奉行の手代鈴木六郎右衛門が女房と子どもを刺し殺し、自殺する。
元禄10年2月16日。文左衛門は一色茂左に切紙(私的な文書)を遣わす。その返事よると、先日のことは城代衆から直に御老中に話され、御下知(指示)により渡されるとのこと。文左衛門は未8刻(午後2時半過ぎ)に彦兵へ行き、会ってこのことを話して帰る。
元禄10年2月16日。曇。未8刻(午後2時半過ぎ)、雪が降る。夜になって5寸(1寸は約3センチ)ほど積もる。深夜には霙(みぞれ)となる。