宝永2年5月12日。巳半刻(午前10時)、五十人目付山崎源兵衛・平岩弥五左衛門がやって来て、小野右衛門の死骸を検視する。その後、内膳家来がやって来て死骸を見る。内膳のところの者であったので、他へは見せるなと言う。その後、内膳から礼使として冨田園右衛門がやって来る。夕暮れ前、柚木鉄左衛門が請人のところへ桶に入れて請け取りに行く。夜、大竹天外を妾とともに召仕草履取磯平が切り殺し、逐電する。夜食を片付けている時のことと。天外秘蔵の床にあった経光の刀を取り、妾を寝室で横バチ(側頭部)など3ヶ所刀で切りつけて殺し、天外は牡丹を見る2帖敷で拇指(親指)と横バチ2ヶ所を切りつけて殺す。小便をしに行こうとした…