昨日、松沢雅彦・笠井純・小林昭子の3人について「よく分からない」と書いてしまった。 『戦後人形劇史の証言/――太郎座の記録――』の各章は、さらに松谷みよ子に拠る概説、当時の〔資料〕翻刻、団員関係者の長めの〔手記〕と短い〔アンケートより〕から成る節に分れている。尤も全ての節が〔資料〕以下の3つを完備している訳ではなく〔資料〕だけの節、〔アンケートより〕を欠く節などもある。「1」章と「2」章は各2節、「4」章は5節、そして121~178頁「3「たつの子太郎」「うぐいす姫」のころ 一九六〇年――一九六三年」の章は1節である。昨日引いた「一九六〇年度の太郎座」は125~159頁〔資料〕の初めに収録され…