475系とは、国鉄が設計・製造した交直流両用(直流1500Vと交流20KV60Hz)急行型電車
変電所など地上設備の数が少なく済み、初期コストが少なくなる交流電化を地方線区中心に推進した結果、直流電化区間との直通車両が要求され、交直流いずれの電化区間も走行できる急行形電車が必要となったため、471・451系が作られた。モーター(MT46)の出力は100kW。
その後、モーター(MT54)が出力アップした(120kW)473・453系が作られた。
475・455系とは473・453系に抑速ブレーキをつけたものである。
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M車に搭載された、ノッチ戻し制御が可能となるCS15形電動カム軸多段制御器により、M車+M'車2両分8基の主電動機を制御する1C8M構成のMM'ユニット方式を採用した。
台車は、ダイアフラム式空気バネのDT32・TR69系列が採用された。
勾配の多い地域で運用されることから、主制御器を勾配発電抑速ブレーキを搭載するCS15Bを採用。
急行運用
北陸地域
「くずりゅう」 米原 - 福井・金沢間
「越前」 大阪 - 福井間・敦賀 - 金沢間・大阪 - 金沢間
「ゆのくに・加賀」大阪 - 金沢間
「立山・越山」 大阪 - 富山・糸魚川・宇奈月温泉・立山間
「兼六」 名古屋 - 金沢間
山陽・九州地域
「ぎんなん」 博多 - 熊本間
「玄海」 名古屋 - 博多間
「つくし」 新大阪・大阪 - 博多間
「はやとも」 広島 - 博多間
「しらぬい」 岡山 - 熊本間
「べっぷ」 新大阪 - 大分間
「ゆのか」 博多 - (日豊本線経由) - 大分間
「かいもん」 博多 - (鹿児島本線) - 西鹿児島間
「そてつ」 熊本 - 西鹿児島間
「日南」 門司港・小倉 - (日豊本線) - 西鹿児島間
急行運用がなくなった後は、地方の普通列車運用についている。
475系は2014年4月現在は北陸地域で走っているが、北陸新幹線開業とともに、廃車にされるものだと思われる。