今回は上砂川支線を走った気動車たちを紹介します。 上砂川支線の気動車列車の歴史は意外にも長く、1959年には運行開始しています。 昭和三十四年五月一日からはジーゼルカーが運行されることになった。これは三井砂川鉱業所が通勤客利用者のため国鉄に陳情していたものであるが、鉱業所が一千六百五十万円の利用債を引受けて実現した。一日二両連結のもの十四本、三両連結のもの四本計一日十八往復に増加された。 砂川市史編纂委員会『砂川市史』(砂川市役所、1971年2月20日)、1515頁。 このように三井鉱山による陳情と利用1,650万円の引き受けによって、1959年5月1日というかなり早い段階で気動車が導入された…