臨床をはじめるとすぐに気がつくのが心の問題です。体と心は表裏の関係にあり、不二のものです。体が悪ければ心も落ち込み、心が病めば体も不調をきたす。さらに施術者に対する患者様の心持ちも施術効果に大きな影響を与えることを、身をもって感じました。そこで産業カウンセラーの資格を取りました。カウンセリングも出来る鍼灸師になりたかったからです。おかげで”傾聴”というカウンセリングで核となる姿勢、さらに施術中何を話せば良いか、また何を話さなくてもいいのかが明確に分かるようになり、安心して施術に臨めるようになりました。その頃往診で担当させて頂いていたホスピスの患者様との経験で、産業カウンセラーではカヴァーできな…