いつも利用している図書館の書架を眺めていて目につきました。 少し前にお兄様でもある原田宗典さんの著作「おきざりにした悲しみは」を読んだところですが、原田マハさんの作品を読むのは初めてだと思います。そもそも、こういった感じの作品はほとんど読んだことがありません。 本作は阪急沿線に暮らす家族と取り巻く人々の毎日をモチーフにしたハート・ウォーミングな連作短編集です。 性根の悪いひとは誰一人登場しませんし、これといったトラブルも起こりません。“いい人” たちのほのぼの物語です。 ただ、そういったテイストの話がこれでもかと次々に顔を出してくるとなると、正直、ちょっと食傷気味になりますね。 ここまで仲良し…