CAFE AALIYA (カフェ アリヤ) JR新宿駅のちかくの高校に通っていたわたしは、当時活動していた部活がおわると先輩につれられて近くのシャノアールという喫茶店でたむろすることが日課だった。 その先輩が特別に機嫌がよいときに、何人かの後輩をつれだっていくのが「CAFE AALIYA(カフェ アリヤ)」である。 その喫茶店は日本で有数な繁華街にあるにしては、とても小さな入口と狭い階段で来店客をまっていて、その先には地上の雑踏を忘れさせるようなお洒落で落ち着いた空間がひろがっていた。 そこで先輩や友人とどんな会話をして、どんな表情をしていたのかはもうわからなくなってしまったが、ただ店の名前の…