はじめに CCPA対応も済んでいない企業もいるなかで、CPRAが住民投票により採択されました。罰金額が3倍の$7,500になるなどCCPAより厳しい内容になっています。 本記事では簡単に採択にいたるまでの背景とCCPAとの差を中心にご説明いたします。 CRPA採択の背景 CPRAは、市民による立法プロセスを経て法律として制定されました。CCPAの紹介記事でもご説明したように、カリフォルニアには「市民が法律を作成できる仕組み」があります。CCPAのもととなる法律も元々はこの仕組みで法律化されるところを、カリフォルニア州政府が自ら類似の法律を通すことで市民立法を避けました。市民立法で制定された法律…