【新事業創造を阻む、現場の目詰まり】 前号では、企業の意思決定機能を「脳」に例え、大きく環境が変化しているにもかかわらず、旧来方式の意思決定プロセスのみを継続適応している状況を、「目詰まり」として指摘した。 その背景として、テクノロジーの進化等により、過去にない新たな価値提供にチャレンジできるようになった反面、これまでと同じ提供価値の範囲内で競争をしていても、事業成長は限界があり、新しい価値で、新しい市場・需要喚起を行うことが必要になった事が挙げられる。 ユーザーも我々提供サイドも経験したことがない新価値。その価値とは何なのか? ゴールが見えない不確実な世界においては、確度予測に基づく意思決定…