【現場の目詰まり〜後編〜】 顧客と対話を繰り返しながら事業を創っていくという新しい事業構築アプローチ、その意思決定の前提となる、事業構築アプローチの変化について、前号より上下2回に亘って取り上げさせていただいている。 前号から引き続き、事業立上げ・確立こそが会社組織の存在意義であり、勝ち/価値を継続する要であるということから「腰」と捉え、その機能不全を「腰の目詰まり」として本号でも論を進める。 これまで、テクノロジー(IT)の進化がビジネスモデルの可能性、新価値提創造・提供の可能性を格段に広げたことは述べてきた。 しかしながら、業界をリードしてきた大手企業でさえ、ITをビジネスの根幹に据えた取…