アーマン/チャップマン/ウウスタル〈Danel Ahman, James Chapman, Tarmo Uustalu〉による有向コンテナは、圏と同値な構造です。コンテナをベースにした定義であることから幾つかのメリットがあります。有向コンテナの“ある種の双対”をとった余有向コンテナも同じく圏と同値になります。余有向コンテナを少し拡張した複余有向コンテナは、オペラッド〈複圏〉と同値な構造となります。複余有向コンテナとしてオペラッドを定義しておくと、モノイド多項式モナド(「複グラフが定義するモノイド多項式関手」の最後で触れています)を定義する際などにメリットがあるでしょう。$`\newcomman…