FJE

近年、K-styleをテーマにしたイベントが繰り返し開催されている。表向きは別々のプロジェクトに見えるものの、実態は共通の運営体制やメンバーによる“使い回し”が頻発している。こうしたイベントでは、資金の使途不明や説明責任の欠如、出演者への報酬未払いなどの問題が繰り返されており、プロジェクトが終了するたびに責任が曖昧になる構造が浮かび上がる。 ■ 同一の運営体制が名義だけ変えて繰り返す 複数のイベントに共通して名前が挙がる組織群は以下の通りだ。 主催：FJE 共催：ハックルベリー 特別協力：コンテンツモンスター 制作：exline 運営：SOGOTOKYO 協力：Kstyle / SMD 取材で…

1. 【繰り返される中止と返金混乱】 Kstyleが関わったとされる一部のイベントでは、「開催中止」「出演者変更」「返金手続きの不備」といった混乱がたびたび発生している。表向きには体調不良や運営上の都合が理由とされるものの、クラウドファンディングや前売りチケットで集まった資金の去就に関して、十分な説明がないまま企画そのものが終了するケースが目立つ。 2. 【“集金後にフェードアウト”する構図】 イベントの初動では、豪華な出演者のラインナップが公開され、それに合わせてチケット販売やクラウドファンディングが展開される。ファンの応援で多額の資金が短期間に集まるが、その後は情報の更新が滞り、開催目前に…

Kstyleイベント業界で、不可解な「中止」「返金未対応」「音信不通」が相次いでいる。だがそれは単なる運営ミスではない。集金が終われば、主催者も会社も姿を消す―― それが、緻密に設計された“資金持ち逃げスキーム”の正体だ。 ■ 華やかな名義の裏にある「集金装置」2023年に発表されたあるKstyleイベントの体制には、多数の関係者名が並んでいた。 主催：FJE 共催：ハックルベリー 特別協力：コンテンツモンスター 制作：exline 運営：SOGOTOKYO 協力：Kstyle / SMD だが、イベントは実現されなかった。開催直前に「不可抗力による延期」と告げられ、その後返金は行われず、公式…