新潟大賞典では、12番人気2着バレエマスター、9番人気3着フクノブルーレイクを抽出できていた。 しかし―― 1着グランディアを拾えなかった。 あの時、自分の中でひとつの明確な課題が残った。 それは、 「意味世界の完成度」と、実際に勝つ馬は一致しないことがある」 という現実だった。 グランディアは、記号論的世界観の“外側”から差し込んできた。 宮廷でもない。革命でもない。異邦でもない。 ただ、 「その条件で普通に走れる」 という、“生活圏の現実”だった。 だから今回のヴィクトリアマイルでは、その反省を最後まで監査対象として残した。 今回のテーマは、単なる「完成された女性宮廷世界」ではない。 本当…