安田記念

安田記念

(スポーツ)
やすだきねん

日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の芝1600mで6月上旬に施行する中央競馬の重賞(GI)競走。
出走条件はサラブレッド系3歳以上(国際)(指定)。負担重量は定量(3歳54kg、4歳以上58kg、牝馬2kg減)。1着賞金は1億円(2014年)。
正式名称は農林水産省賞典安田記念。現在は第3回東京競馬6日目のメインレースとして行われ、秋のマイルチャンピオンシップとあわせ国内マイル戦の双璧を形成している。


日本競馬の揺籃期にその発展に尽くした功労者、初代日本競馬会理事長・安田伊左衛門の功績を讃えて「安田賞」として1951年に創設された。1958年の安田伊左衛門の死去により現在の「安田記念」に名称を変更。当初は3歳以上のハンデ戦として施行されていたが、1984年のグレード制施行によりGIに格付けされたことに伴い、4歳以上の定量戦に変更された。1996年には施行時期の移動により再び出走資格が3歳以上に変更された。なお、3歳馬は東京優駿(日本ダービー)を最大目標にする馬が多く、優勝したのはリアルインパクト(2011年)1頭のみである。


1993年から国際競走に指定され、外国調教馬の出走が可能となった。2004年には国際GIに格付けされ、また2005年にはチャンピオンズマイルとともにアジア・マイル・チャレンジを構成し、さらに翌2006年にはそのアジアマイルチャレンジにオーストラリアのフューチュリティステークスとドバイ首長国連邦のドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)が加わったことにより、国際的にも高い価値を有するレースとなった。2012年以降アジア・マイル・チャレンジは休止されているが、チャンピオンズマイルからここに転戦する香港馬も多い。


マイラーズカップ(GII)、京王杯スプリングカップ(GII)の1着馬には本競走への優先出走権が与えられる。他に高松宮記念(GI)、NHKマイルカップ(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)から本競走に向かう有力馬も存在する。
また、1995年からは中央競馬指定交流競走として地方競馬所属馬の出走も可能となり、マイラーズカップ、京王杯スプリングカップ、ニュージーランドトロフィーの各GIIで2着以内、もしくは谷川岳ステークス、橘ステークスの両オープン特別で1着に入線した地方馬に出走権が設定されている。また、高松宮記念、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイルの各GIで2着以内に入賞した地方馬も出走資格が付与される。
本競走後は宝塚記念に向かう有力馬もいるが、中2週とローテーションが厳しく、距離適正も考慮されるためか参戦は少ない。

歴代優勝馬一覧

回数 施行日 施行距離 優勝馬 性齢 騎手
第1回 1951年7月1日 東京 芝1600 イツセイ 牡3 保田隆芳
第2回 1952年7月6日 東京 芝1600 スウヰイスー 牝3 保田隆芳
第3回 1953年6月14日 東京 芝1600 スウヰイスー 牝4 保田隆芳
第4回 1954年6月6日 東京 芝1600 フソウ 牡4 高橋英夫
第5回 1955年6月12日 東京 芝1600 クリチカラ 牡5 森安弘明
第6回 1956年6月10日 東京 芝1600 ヨシフサ 牡4 渡辺正人
第7回 1957年6月9日 東京 芝1600 ヘキラク 牡4 蛯名武五郎
第8回 1958年6月1日 東京 芝1600 ラプソデー 牡4 坂本栄三郎
第9回 1959年6月7日 東京 芝1600 ヒシマサル 牡4 小野定夫
第10回 1960年6月5日 東京 芝1800 オンワードベル 牡4 高橋英夫
第11回 1961年6月11日 東京 芝1800 ホマレボシ]] 牡4 八木沢勝美
第12回 1962年6月10日 東京 芝1600 トウコン 牡4 山岡つとむ
第13回 1963年6月2日 東京 芝1600 ヤマノオー 牡4 森安弘明
第14回 1964年6月7日 東京 芝1600 シモフサホマレ 牡5 油木宣夫
第15回 1965年6月6日 東京 芝1600 パナソニツク 牝5 嶋田功
第16回 1966年6月5日 東京 芝1600 ヒシマサヒデ 牡4 小野定夫
第17回 1967年5月21日 中山 芝1600 ブツシヤン 牡5 大和田稔
第18回 1968年6月30日 東京 芝1600 シエスキイ 牡5 郷原洋行
第19回 1969年6月1日 東京 芝1600 ハードウエイ 牝4 加賀武見
第20回 1970年5月31日 東京 芝1600 メジロアサマ 牡4 矢野一博
第21回 1971年6月20日 東京 芝1600 ハーバーゲイム 牝4 野平祐二
第22回 1972年7月23日 東京 芝1600 ラファール 牝4 中島啓之
第23回 1973年6月10日 東京 芝1600 ハクホオショウ 牡4 [[伊藤正徳
第24回 1974年6月9日 東京 芝1600 キョウエイグリーン 牝5 東信二
第25回 1975年6月8日 東京 芝1600 サクライワイ 牝4 小島太
第26回 1976年6月13日 東京 芝1600 ニシキエース 牡5 森安重勝
第27回 1977年6月12日 東京 芝1600 スカッシュソロン 牝4 横田吉光
第28回 1978年6月11日 東京 芝1600 ニッポーキング 牡5 郷原洋行
第29回 1979年6月10日 東京 芝1600 ロイヤルシンザン 牡4 的場均
第30回 1980年6月8日 東京 芝1600 ブルーアレツ 牡5 嶋田功
第31回 1981年6月7日 東京 芝1600 タケデン 牡6 増沢末夫
第32回 1982年6月13日 東京 芝1600 スイートネイティブ 牝5 岡部幸雄
第33回 1983年6月12日 東京 芝1600 キヨヒダカ 牡5 増沢末夫
第34回 1984年5月13日 東京 芝1600 ハッピープログレス 牡6 田原成貴
第35回 1985年5月12日 東京 芝1600 ニホンピロウイナー 牡5 河内洋
第36回 1986年5月11日 東京 芝1600 ギャロップダイナ 牡6 柴崎勇
第37回 1987年5月17日 東京 芝1600 フレッシュボイス 牡4 柴田政人
第38回 1988年5月15日 東京 芝1600 ニッポーテイオー 牡5 郷原洋行
第39回 1989年5月14日 東京 芝1600 バンブーメモリー 牡4 岡部幸雄
第40回 1990年5月13日 東京 芝1600 オグリキャップ 牡5 武豊
第41回 1991年5月12日 東京 芝1600 ダイイチルビー 牝4 河内洋
第42回 1992年5月17日 東京 芝1600 ヤマニンゼファー 牡4 田中勝春
第43回 1993年5月16日 東京 芝1600 ヤマニンゼファー 牡5 柴田善臣
第44回 1994年5月15日 東京 芝1600 ノースフライト 牝4 角田晃一
第45回 1995年5月14日 東京 芝1600 ハートレイク*1 牡4 武豊
第46回 1996年6月9日 東京 芝1600 トロットサンダー 牡7 横山典弘
第47回 1997年6月8日 東京 芝1600 タイキブリザード 牡6 岡部幸雄
第48回 1998年6月14日 東京 芝1600 タイキシャトル 牡4 岡部幸雄
第49回 1999年6月13日 東京 芝1600 エアジハード 牡4 蛯名正義
第50回 2000年6月4日 東京 芝1600 フェアリーキングプローン*2 セ5 ロバート・フラッド
第51回 2001年6月3日 東京 芝1600 ブラックホーク 牡7 横山典弘
第52回 2002年6月2日 東京 芝1600 アドマイヤコジーン 牡6 後藤浩輝
第53回 2003年6月8日 東京 芝1600 アグネスデジタル 牡6 四位洋文
第54回 2004年6月6日 東京 芝1600 ツルマルボーイ 牡6 [[安藤勝己
第55回 2005年6月5日 東京 芝1600 アサクサデンエン 牡6 藤田伸二
第56回 2006年6月4日 東京 芝1600 ブリッシュラック*3 セ7 ブレット・プレブル
第57回 2007年6月3日 東京 芝1600 ダイワメジャー 牡6 安藤勝己
第58回 2008年6月8日 東京 芝1600 ウオッカ 牝4 岩田康誠
第59回 2009年6月7日 東京 芝1600 ウオッカ 牝5 武豊
第60回 2010年6月6日 東京 芝1600 ショウワモダン 牡6 後藤浩輝
第61回 2011年6月5日 東京 芝1600 リアルインパクト 牡3 戸崎圭太
第62回 2012年6月3日 東京 芝1600 ストロングリターン 牡6 福永祐一
第63回 2013年6月2日 東京 芝1600 ロードカナロア 牡5 岩田康誠
第63回 2014年6月8日 東京 芝1600 ジャスタウェイ 牡5 柴田善臣
第64回 2015年6月7日 東京 芝1600 モーリス 牡4 川田将雅
第65回 2016年6月5日 東京 芝1600 ロゴタイプ 牡6 田辺裕信
第66回 2017年6月4日 東京 芝1600 サトノアラジン 牡5 川田将雅
第67回 2018年6月3日 東京 芝1600 モズアスコット 牡4 クリストフ・ルメール

*1:Heart Lake

*2:Fairy King Prawn

*3:Bullish Luck

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