HOTEL PACIFIC

太陽のSEASON／安室奈美恵 ほか まだまだ暑い日が続いているなか、8月末にもなるとだいぶ日の出が遅く、日暮れが早くなった印象である。 これから徐々に暑さが和らいでいくと思うが、今年の夏はかなり暑かったのではないだろうか？ そんな今夏の気候に似合うヒット曲をピックアップしてみたところ、最近の曲の方が昨今のジリジリとしたうだるような暑さをより表しているように感じる。 自分が子どもだった70年代なんか、朝はヒンヤリと涼しく、夕方はひと雨降って夜は外で涼む、という毎日だった思い出だ。 ＜太陽にPUMP！PUMP！／EPO（1986年）＞ 東京女子体育大学出身、EPOの12枚目のシングル twili…

勝手にシンドバッド／サザンオールスターズ ほか 自分はまだ子どもだったので、どういう事情があったのはわからないのだが、サザンオールスターズはデビュー後からテレビ番組に次々と出演するなど華々しく活躍していた印象がある。 その後、テレビで羽目を外しすぎたことが原因でテレビ出演から遠ざかったと思えば、『いとしのエリー』のようなラブ・バラードの名曲で評価が一変。 さらにその後も、ヒット曲を出しては羽目を外して顰蹙を買い、その後また名曲を送り出して喝采を浴びる、という毀誉褒貶を繰り返してきた。 レジェンド的存在となった今でこそ、さすがに顰蹙を買うな行動は控えているようだが、サザンオールスターズらしく多く…

かつて茅ケ崎にあった「パシフィックホテル茅ヶ崎」をタイトルにした曲 自分は神奈川県出身なので、こうした地元色の強いサザンのヒット曲は誇らしく感じるものの、よく考えてみると県北部出身の自分にとって「湘南」は遠い場所だ。 実家は東京に近接していたので、むしろ東京気質が染み付いたのかもしれないが、時折、横浜に出かけると、東京とは違う、奔放さ、ワイルドさ、を感じることが多い。 さらに遠隔地である「湘南」ともなれば猶更で、歌詞を聴いているだけでも同じ神奈川でもどこか遠い感じがするな、と思う。 ギラギラ輝く太陽が 時代の片隅へ堕ちてゆく 錆びれた海辺の国道には 現在もセピアの幻影が揺れてる 八月の濡れた誘…