《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info コキ100系は従来の国鉄形コンテナ車よりも、床面高さを100mm低くしました。この100mm=10cm低くしたことで、JR規格コンテナよりも95mm高いISO規格コンテナの積載を可能にし、海上コンテナの鉄道輸送を実現したのでした。いわば、国鉄時代からの悲願を達成したのです。 コキ100系の登場によって、鉄道の貨物輸送は多様化が進んだともいえます。特に、JR規格ではサイズが小さい故に運べなかった貨物が、より大きなISO規格に対応できるようになったことで、例えば化成品などを積み込むタンクコンテナが普及し、それまで専用のタ…